開設の願い

福島ふるさと体験スクール開設の願い

 

1現在の日本の社会は流通・通信などの発達で大変便利になり、大人も子供でも携帯電話を持ち歩き、インターネットなどで膨大な情報を得ることができます。しかし、家族や友人、地域などでの人間関係は希薄になってきていると言われています。

 

2サービス業、流通、コンビニエンスストアなどの発達により、必要なものが時間を気にせず、いつでも気軽に手に入る時代となりました。そのために、いわゆるコンビニ食などの利用、消費が増加しています。こうして、多くの人々の生活がその生活の基礎となる食糧の生産や加工・調理などから遠ざかり、まして自然の中での食糧生産など現実から遠く離れ、知らずに生活していることも多く、食べ物のありがたさなども忘れられていることもあると考えます。

 

3農村の過疎高齢少子化、里山の荒廃、耕作放棄地の増加、などによりイノシシ、ハクビシン、サルなどが繁殖し農地へ侵出することで、農地が荒廃し中山間地の農業はいまや存亡の危機にあります。 そして長く伝えられてきた農村の古き良き伝統的な生活も忘れ去られようとしています。

 

4こうした現状から国の施策として農村漁村交流プロジェクトが始まり、全国の小中学校などでセカンドスクールや農業体験として学校外での体験学習も重視され実施されつつあります。

 

5福島県でも国の方針を受けて中山間地における農家民宿開設を推奨してきています。

そこで、中山間地の伊達市霊山町に自然や農業の体験民宿「福島ふるさと体験スクール」を開設し、都会や町の人々や子ども達が自然の中で農業体験、生活体験を通じて自然にふれる場を設定したいと考えたのです。便利な生活で忘れ去られていることや、忙しい生活で心が病んでいたり、人間関係がゆがんでいたりした場合があれば自然にふれた生活でそれらを癒したり見直す機会を作りたい。また、家族で同じ作業や体験を通じて、親子・家族での心の交流が深まる機会ももって欲しいと願っているのです。

 

6私どもは東京都の小学校や中学校で永年教育職員として勤務してきた。そこでこれまでの経験を生かして体験に来てくれる子どもたちに教育的な側面からアドバイスもできればと考えています。

 

7さらに、高年齢少子化の進んでいる中山間地に、都会や町から人々が訪れることにより、農山村も活気がでることも期待します。そして、現在の農山村のおかれている厳しい現実を多くの人々に広く知っていただく機会としたいのです。また、野菜や果物の新鮮な味、本当のおいしさを感じていただける機会にできたらと願うものです。こうした交流を通じて都会と田舎のそれぞれの良さや不便なところなど、お互いに理解しあえる社会になることが農山村交流での大切なことではないかと考えます。  

 

8「福島ふるさと体験スクール」はそのために季節に応じた体験メニューを用意すると同時に、減農薬有機栽培で育てた食材を提供したいと考え、保健所から簡易宿所として飲食業の認可も受けているのです。こうして都会と農山村を結び付け、過疎山間地の活性化のために少しでも地域に役立ち青少年の育成にも貢献したいと願っているのです。

これがが「福島 ふるさと体験スクール」開設の目標と願

いなのです。